7月4日づけの新聞で、石田屋犀川店が紹介されました。
古都金沢の歴史を知る川、犀川を借景とする布団専門店として、石田屋犀川店から撮影された写真が掲載されています。
歴史を重ねて風景が活性化
物語の扉開く
犀川、浅野川を「おとこ川」「おんな川」と呼び変えて二つの川を眺めたとき、差程意識しなかった風景が違って見えてきた。川に積み重ねられた過去の風景や文学的な世界、川と人がかかわってきた歴史が鮮やかに浮かんできたのである。
犀川では「暴れ川」と呼ばれた大水害の記憶や犀星文学、浅野川では川沿いの茶屋街での艶やかな息遣い、鏡花や秋声の文学が川面に映し出される。「おとこ川」「おんな川」と呼ばれるゆえんである。
この男女に対比される言葉の力によって一つの物語の扉が開いたような感覚である。
意味づける
「風景を創る」とは、言い換えれば「風景を意味づける」ということである。意味づけするのは、その場所の歴史にほかならない。
川を手がかりに古文書や江戸時代の日記などを読み、金沢の歴史を遡った。その現場に足を運び、歴史を現代の風景に重ねてみた。
金沢には藩政史研究の豊富な蓄積がある。それらを城下町遺産や伝統的な町並みに重ね合わせていけば、もっといろいろなことが見えてくるに違いない。
歴史を知れば風景がいきいきと活性化して見える。その価値に気づき、大事にしようと思うようになる。それが「風景をつくる」ことの本質的名な意味であろう。
非戦災都市の金沢には、街の至るところに歴史を辿ることのできる糸口が残っている。まさに探検しがいのある街である。
(北國新聞2005年7月4日記事本文中より抜粋)











