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▼ご主人の医院での肩書きは、コミュニケーター?

 今まで通訳や翻訳の仕事をして来ました。また在金沢の外国人のための新聞発行も手がけました。異文化間のコミュニケーションのお手伝いをしているわけです。開業した、「早川浩之の内科医院」では来院した患者さんとスタッフの間でコミュニケーションをはかります。会計待ちの方にお茶を出したり、検査の合間の時間にお話をしたり・・・。

 以前、自分が病気になった時に「病院へは行きたくないなあ」って思ったことが原点です。冷たくて、やや暗くて、あまりきれいじゃなくて。金属の光や音がして。人は身体に問題を抱えたから病院を訪れるのに、病院はほっとさせてくれませんね。
 開業すると決めた時に、患者さんの立場で医院を作りましょうと夫に提案したのです。それで、私は、患者さんが笑顔でほっとできる医院の雰囲気や環境作りを受け持つことになりました。

 できるだけ木を使い、木肌がでるような内装になっていますし、鋭利な角がないように丸い木のイスやテーブルを用いました。待合室には暖炉があり、薪をたいています。外光をふんだんに取り入れできるだけ自然の気分が流れるようにしています。リネン類は清潔で丈夫なものにしたいと思いました。どこかのご家庭を訪問したかのような医院をイメージし、看護婦や管理栄養士などのスタッフも笑顔の素敵な人たちを抜擢しました。優しい雰囲気が生まれました。

 患者の立場から作る医院としてこだわりを持ち、できるだけそのこだわりを実現しようとしたのです。

 
 
(左)診察室の様子 (右)点滴用のベッド

 
▼石田屋にそのこだわりが通じたんですね。

 以前より石田屋さんの海外ビジネスのため、通訳や翻訳をしていました。例えばカウフマン社のボーラー社長と石田屋さんとの通訳では、石田屋さんのポリシーや考え方を私が英語で伝えたわけですね。それは私も同時に理解したということなんです。

 そういうお手伝いを通して、石田屋さんの寝具や睡眠に対するこだわりを感じ、感心しました。だから今回リネン類に関しては一も二もなく、石田屋さんにおまかせしようと思ったのです。
 石田屋さんだったら、きっと私たちのこだわりも分かってくださると信じていましたし、実際、それは通じました。

 例えば、点滴用のベッドや診察用のベッドには、長時間横になっても疲れを感じない薄いジェルシートを、という提案をもらい、それにオフホワイトのカバーや、体が動いてもズレないような工夫など、すべてオリジナルで作っていただきました。枕カバーはアイリッシュリネンのカバーを何枚も用意し、患者さん一人ひとり取り替えるようにしています。
 リラクゼーション室のアクアマッサージベッドのカバーはズレないで、見た目もよく、波動の効果を損なわないものという厳しい条件をつけたのですが、見事にクリアする品物がオリジナルで出来上がりました。そして開業の日が来ました。患者さんには好評です。難しい注文に気持ちよくお引き受けいただいて、石田屋さんには心から感謝しています。

 [2002年2月20日発行・季刊誌金澤No.21号]