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| 以前、大森企画という会社のホームインテリア部門を担当していましてね。
ジャパンテックスという大きなインテリア関連の展示会で初めて出会いました。
大森企画はテンセルという素材のジーンズで伸びた会社ですが、そのテンセルでタオルやシーツ、カーテンなどを作る部門をまかされていたんです。そこで寝装品のアイテム制作で石田屋さんに相談したのがきっかけです。 |
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| はい。内野タオルという業界大手でチーフデザイナーをしていました。
その内野の提案先にフランスのマニュエル・カノーバスがあって、ライセンス製品の特許を得るために何度も渡米しているうちに、カノーバス氏と引き合うようになり、役付きで来ないかと言われました。
条件はフランス語を習得すること、でした。 |
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銀座三越の7階で今年の1月に開催された展示会場の様子。
いろいろな層の顧客が次々とやって来る。 |
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| 昨年開催された青山でのティズコレクションにて、石田屋三代目田中和昭と。
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| 山岳地域には少数民族がたくさんおり、素晴らしい織物と織る技術を持っています。
私がデザインをして彼らに作ってもらい、日本に持って来ています。
タイやラオスのシルクもいいですね。チベットにも買い付けに行きますし、すべて「幸せを呼ぶ」何かの意味が秘められています。 |
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| 今日は三越でこうして展示会をしていますが、来月は阪急で行います。
三越の他の店からも招聘があって、手ごたえを感じています。顧客は四十代以上の方々で、品物の値打ちがちゃんと解る成熟した消費者です。人生を正面からとらえ、苦しみや悩みを抱え、しかし、それに静かに耐えてなお、前を向いて生きていらっしゃる方々です。
だから、私のコレクションの品々の意味が分かるのですよ。「ポルト・ボナー」を求めている人たちなんです。石田屋さんにもたいへんお世話になっています。シルクのカバーや
アクセサリーなどが大好評とのことですし、商品の値打ちだけでなく、それらの品物の持つ精神的な意味まで受け入れていただいています。展示会を今年金沢でとお招きいただいていますが、その際、石川の人たちともよき出会いがあるかもしれませんね。 |
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| [2003年2月20日発行・季刊誌金澤No.27号] |
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