|
|
|
工芸デザインを専攻してたので、工業的な素材についての知識を持ってるということが大きいですね。鉄、陶器、木、繊維などは基礎的な素材ですから、一通り知識が身についてました。まわりの友人たちからの刺激もありました。例えば、鉄とクロムとニッケルの合金はステンレスになるんですが、吹き付けでメッキができるようになり、それをプラスティック繊維に吹き付けたら、いい布ができるぞ、とか。一点しか作らないアートではなくて、ある程度量産する工業製品をデザインするのが面白いのです。
|
|
|
| ▼ニューヨーク近代美術館に作品が所蔵されているって凄いですね |
|
|
そんなに凄いことですか。紙を織り込んだ布とか、自動車のメッキ塗装を施した布とか、25、6点ほど購入され、展示されています。ニューヨークにオフィスがあり、MOMA(ニューヨーク近代美術館)のキュレーターに見出されたことがコレクションにつながっているのだと思います。テキスタイルは彼等にとっても新しいジャンルで、視覚・触感など五感に訴える表現媒体だと捉えているようです。でも私にとっては製品であり、商品であり、広く人々の生活に貢献できればと思って作っています。
|
|
|
[200年12月20日発行・季刊誌金澤No.14号]
|
|