3. 蔵いっぱいの気持ち
金沢の料亭では、九谷焼の皿や輪島塗の椀などが、ごく普通に使われます。
なかには美術館にあっても不思議でないような逸品もあって、手が震えることもしばしば。
それら美しい器に盛られるのは、カニや甘エビなどの日本海の幸。
それに治部煮、鯛の唐蒸しといった加賀料理――。
料理もゴチソウ、器もゴチソウ。
金沢人はゴチソウ感を味わうために、道具にこだわるんですよね。
一般の家庭でも、来客用の食器や、宴席用のお膳を何組もそろえることが珍しくありません。
金沢の料亭では、九谷焼の皿や輪島塗の椀などが、ごく普通に使われます。
なかには美術館にあっても不思議でないような逸品もあって、手が震えることもしばしば。
それら美しい器に盛られるのは、カニや甘エビなどの日本海の幸。
それに治部煮、鯛の唐蒸しといった加賀料理――。
料理もゴチソウ、器もゴチソウ。
金沢人はゴチソウ感を味わうために、道具にこだわるんですよね。
一般の家庭でも、来客用の食器や、宴席用のお膳を何組もそろえることが珍しくありません。
| 金沢の郊外では今も白壁の土蔵をよく見かけますが その中にはお重やお膳、ふとん(布団)などが仕舞われています。 お客さんが来たら蔵からごそっと持ち出して、精一杯おもてなしをするのです。 掛け軸や座布団なども、ここぞとばかりに特別のものを取り出します。 そうしてみると、単に財産があるところに蔵があるんじゃない。 お客さんを大切にする気持ちのもとに、蔵が建てられるんじゃないか。そんなふうに思います。 蔵に保管されているのは、もてなしの心、なのかもしれません。 蔵からふとん(布団)を出すときの気持ちを、ずっと持ちつづけていきたいと思っています。 |











