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ベッドで脱ぐのは欧米人。
日本人はどこで脱ぐ? ぼくは玄関ですね。
「そんなところで」って、普通そうでしょう、靴ぬぐのは。

しかし昔は日本人も、寝所に上がるときにだけ靴を脱いでいたそうです。それが、寝殿造りという建築様式ができてからは、建物の入り口で靴を脱ぐようになったとか。

ということは、寝殿造り以来、家がそっくりそのまま寝床になったともいえますね。 実際日本人は、家の中のどこででも寝られます。欧米ではそうはいきません。靴を脱ぐのはベッドの上だけだからです。

 

日本家屋にはまた、家の中から眺める庭園がつきものです。
金沢は特に庭の多い土地で、城下町の約4割が庭の空間だったといわれます 。

障子を開け放てば座敷と庭は一体になる。
つまり日本人は、家という寝所が自然と触れ合うことを、強く求めていたのではないでしょうか。

くつろぐときには、そばに自然があった方がいい。寝具もまた、自然なものがいいに決まっています。