
京都の里山で、自然のサイクルとともに手仕事をしながら日々を営む染織家、冨田潤と堀ノ内麻世の二人展を開催いたします。
布の表情の追求する冨田さんの作品は、深く豊かな色彩が幾重にも交差し、まるで小さな宇宙のような無限の美しさが広がります。大切にしているのは、暮らしに寄り添うものづくり。ラグやタペストリー、パネル作品が空間のさまざまな場所に溶け込んで物語を紡ぎます。パートナーの堀ノ内さんが手掛けるのは、身に纏うもの。立体的な表情と色使いが印象的な手織りのストールやブランケットは、肌に心地よく馴染み、ふんわりとした暖かさで寒い冬を彩ります。
「使うことで日常がより豊かに、心満たされるものになる」。暮らしそのものを織り上げた作品に息づく普遍的な美しさとぬくもりに包まれた展覧会にどうぞお運びください。
冨田潤×堀ノ内麻世 二人展 「織るように暮らす」
会期|2025年12月6日(土)〜21日(日)
時間|10:00〜18:00 火・水曜定休
場所|ISHITAYA犀川店
お問い合わせ|076 280 4800
メール|saigawa@ishitaya.com
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冨田潤|Jun Tomita
1951 富山県に生まれる
1976-78 南オーストラリア州立工芸研究所The Jam Factoryにて招待研究員として働く
1978-81 英国立大学West Surrey College of Art and Design卒業
1981 Craftsmen of Qualityに英国工芸協会から初の日本人として選出される
日本に帰国
1982 京都嵯峨に工房を開き今日に至る
堀ノ内麻世|Mayo Horinouchi
1982 兵庫県に生まれる
2007 京都芸術大学大学院 芸術表現修士課程修了
フリーランスで制作活動をはじめる
2009 冨田潤染織工房のスタッフとなる
自主制作も並行して継