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羽毛布団なら大正12年創業布団の石田屋

羊毛

羊毛

湿気を吸収、すばやく発散。寝床環境を快適にする「羊毛」

ウールすなわち羊の毛は、人にも布団にも優しい素材です。布団に使われる様々な素材の中でも、羊毛は保温性と保湿性、吸湿性、放湿性ともに優れており、寝床内環境(温度32℃湿度50%)を快適に整える力があります。ですから、冬はもちろん夏でも冷えやムレを気にすることなく、一年中、快適に眠ることができるのです。吸湿性はポリエステルの37倍、木綿の2倍を誇り、ヨーロッパでは100年以上前から羊毛布団が健康布団として使われています。

天然の羊毛は、繊維の表面を天然のキューティクルがウロコ上に覆っており、湿気の吸収と発散を行うほか、「クリンプ」という独特のちぢれが空気をたっぷりと含むため、外部の温度に影響をうけず内部を爽やかに保ちます。またスプリングの役割を果たし優れた弾力性を発揮します。

羊毛の種類は約3000種にも及ぶといわれていますが、羊毛布団には衣類用に比べて繊維が太くコシがあり、ちぢれの多い「ストロングウール」と呼ばれるウールを使用するのが主流です。

羊毛布団は、詰め物に羊毛を100%使用した布団のことで、他の繊維と混合したものは「ウール混わた」として区別されます。用途としては、掛け布団や肌掛け布団(ウールケット)のほか、その優れた弾力性と復元力により、敷き布団として用いられることも多く、その代表がムートンです。ムートンは天然の羊毛そのものです。天然のスプリングパワーにより、床擦れ防止や、腰痛の軽減にも効果的です。英国では、天然の羊毛の布団で寝かせると赤ちゃんの成長が促されるという研究報告があります。寝ることが仕事の赤ちゃんのように、睡眠により脳や身体の疲れをとることは大切なのです。

一口に「羊毛」といっても、加工品の場合は天然の羊毛と比べて、その機能は半減してしまいますので、ぜひ天然の羊毛をお試しください。

似て非なるもの

ウールは生きています。本当のウールの良さが生きるキーワードは…呼吸です!

 

私たちは常に呼吸していますよね。それは口だけでなく、皮膚も同じ。そして、人間だけじゃなく、生きとし生ける全ての動植物が呼吸をしています。例えば無垢材。伐採されてからも呼吸して、周りの湿度を調節します。同じように、衣類やお布団の中わたといしお馴染みのウールもまた、呼吸して、湿度調整しています。

人は眠っている時に体温を1℃低くするのですが、そのために一晩に汗を約200ccもかき、体熱を発散しています。そして室温が30℃を越えるような暑い夏の日びは、汗の量は倍にもなります。

ちょっと想像してみてください。呼吸している木を通気性のないナイロン袋にいれておいたらどうなるでしょう…?発散された蒸気で水びたしになりますね。人も同じ。寝ている間にきちんと汗を吸収・発散してくれるお布団じゃないと、快適な睡眠は得られません。その為の素材として、まず、化繊は論外。では、なじみ深い綿はどうかというと、悪くない。でもより寝具の素材として最適なのはウールです。

実験1 吸湿性比較

方法◎熱湯の水蒸気を吸収して、重みで沈むまでの時間を測定。

〈考察〉一見、すぐに沈んだポリエステルは吸湿性に優れているかのようですが、実は水分をほとんど吸収していないため、繊維と繊維の間に水が入り込んですぐに沈んでいます。ウールは吸収する時間が早く、綿はじわじわ吸収しています。

実験2 放湿性比較

方法◎実験1の後、お湯から取り出した各繊維を絞り、自然乾燥。

 

〈考察〉ポリエステルは水分を吸収していないため、絞るだけで乾燥します。これは言い換えると、睡眠中にかいた汗は吸収も放湿もされず布団の中にこもり、蒸れやすくなるということです。ウールと綿を比較すると、ウールは乾燥しやすく、綿の方が乾燥しにくいです。

寝汗をかいても、いつも肌はさらさらです。何故かというと、ウールは呼吸をしているからです。ウールの繊維は表面がウロコ状になっていて、それを開いたり閉じたり、人間と同調して呼吸します。湿気を吸収すると吸着熱を発生するので冬暖かく、水分を大気に放つ際に気化熱を奪うので、夏は涼しいという、寝具にバッチリ適した性質を持っています。

「うちもウール布団」とういご家庭は多いでしょう。昭和50年代に「健康寝具」としてウールの布団が日本に登場、普及しました。でもその多くはシープルーフ加工といって、目の詰まった側生地で覆い、中綿のウールが吹き出さないようにしてあります。

一般的なウール敷き布団の側生地//目がつまっているため、通気性が悪く、中わたの呼吸を妨げる。

なぜかというと、クリンプ(縮れ)のない質の悪いウールは、側生地から吹き出しやすいから。さらに最悪なのは、ウールに樹脂加工するものやウォッシャブルウールなどと言って、ウールの命であるウロコを取ってしまうもの等々。これらは皆、お布団の呼吸を妨げる原因です。わざわざウールが本来持つ素晴らしい特性を阻害している…これはもったいないと石田屋は考えました。

そこで、たどり着いたのが、オーストリア、ヘッフェル社です。そこでこだわりぎっしりのオリジナルを共同開発。側生地にはトリコットという、収縮する生地を使用。

これは中わたがみえるほど目が粗く、通気性抜群!毛足が長く繊維がくるくると縮れたウールじゃないと中身が飛び出してしまうので、良質なウールを使用している証明でもあります。

トリコットの側生地/目が粗く、通気性抜群。吸湿・放湿を妨げず、肌触りも気持ちいい。

ウールはウールでも似て非なるもの。この寝心地のよさ、より多くの方に味わっていただきたいと願っています。

 

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