シルク真綿

シルク真綿

人間の肌に近い成分だから、肌に優しい。

カイコが、雨や風、暑さ寒さ、湿気や乾燥から実を守るためのシェルターが、繭。その素晴らしい性質は、人間にとっても大きな恩恵があります。そのため、古くからシルクロードを通じて洋の東西を問わず利用されてきました。肌に優しく、温度と湿度を快適に保つ、シルク。寝具にも最適な素材なのです。

シルクとは、絹、真綿とは。

綿や麻などは植物から。羊毛やカシミヤやアルパカは、動物の肌から生えている毛。シルクは、カイコが繭を作るために吐き出したもの。カイコは一生のうちに桑の葉を20グラム食べます。そして一生のうちに0.5グラムの糸を作ります。摂取したタンパク質の60%から70%を糸に使うのです。これは、とても高い生産効率。でも、時間をかけてゆっくりと糸を生み出していきます。その速度は、秒速わずか1センチ。ゆっくりと作り出すからこそ、タンパク質成分が濃い、密な糸になるのです。 綿や羊毛は、細胞。シルクは、液体が固まったもの。他の繊維とは構造が全く異なるのです。

シルクの特長

繭の重さは、1つ約0.4グラム。それだけ軽いのに、糸の長さは1100から1400メートルもあります。それだけ細いわけです。デニール表記ですと、2.6から3.2。成分は、ほとんどがタンパク質。人間の肌と成分が極めて近いため、肌に優しいのです。また、温度調節や湿度調節にも優れていて、衣服はもちろんのこと日本では古くから寝具の素材として利用されてきました。今ではあまり使われなくなった言葉、真綿。コットンと勘違いされる方もいらっしゃいますが、綿がコットン、真綿はシルクのことなのです。さらに、あまり知られていませんが、人間の肌に近いので、帯電性質も近く、静電気を発生しません。ということは、埃を寄せつけることもありません。そのような意味でも清潔で快適で健康な寝具と言えます。

ISHITAYAのシルク

シルクは、真綿布団として日本でも古くから寝具に利用されてきました。1923年創業のISHITAYAは、シルクのスペシャリストでもあります。ISHITAYAのシルクアイテムは、シルクの質はもちろんのこと、フノリや洗いなどの製造過程で使われる素材にまでこだわっています。化学薬品を使えば、低コストで効率良く製造できます。でも、それでは、せっかくのシルクが持つ素晴らしい性質を消してしまいます。寝具の素材表記は、中に詰まっているものと側地だけです。それが商品として出来上がるまでに用いた他の素材は、スペックからは読み取れません。ISHITAYAが化学薬品などを一切使わずに天然のフノリや極上の天然水を使うのは、シルクが持つ特長をなくなさいためであり、長く使える寝具であるようにでもあります。余計な化学処理を施していない、自然で上質なシルクそのままの肌触りと使い心地は、どれだけ化学繊維が進歩しても追いつけません。老若男女全ての方に。シルクにもオーガニック認定制度があったなら、間違いなく認証されると自負しています。安心してお使いください。

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