馬毛

馬毛

百年使える最高の天然素材

多くの天然素材の中でも最上の寝心地を作り出すのが、知る人ぞ知る「馬毛」です。強い弾力性を持つ馬の毛は、ヨーロッパでは古来より、ソファーの中材や高級自動車のシート、最上級の寝具の素材として重宝され、高い評価を受けてきました。

最高の寝具「馬毛」は稀少

しかし馬毛の生産は手間暇がかかり大量生産できないため、品質の高い馬毛メーカーは世界でも減少の一途をたどっています。現在の寝具は販売コストを抑えた大量生産可能な人工素材に取って代わられ、快適性は二の次となっています。

抜群の寝具素材「馬毛」の実力。

馬毛は、寝具の素材として重要な「通気性・吸湿性・放湿性」が、数ある素材の中でもトップクラスです。吸湿性はシングルサイズのマットレス1台分で、なんと約50リットル。強靭な弾力性があり、寝ている人の全体重と圧力がかかった状態でも、十分な通気性を保つことができます。
また、硬そうでいて硬くない絶妙の寝心地が大きな魅力。極上の馬毛素材が持つ強いカールは、ほぐし、縄状に編み、蒸し、乾燥し、またほぐすという工程を経て生まれ、その弾力性は抜群です。他に類を見ない究極の寝心地と、百年使える耐久性を誇る馬毛の敷き寝具は、一生物どころか次ぎの世代にも受け継げる一級品なのです。

手入れが簡単で、部分洗いもできます

馬毛は耐久性に優れた素材なので、お手入れ方法は寝具と同じように本体に掛けたシーツやピローケースをこまめに洗濯するだけ。中材の馬毛を包んでいる生成りの側生地に達するような、ひどい汚れでない限りは、晴天が続いた湿度が高くない日に陰干しするだけで、馬毛が持つ天然の抗菌効果を維持できます。
さらにjinba馬毛マットレスは、馬毛の詰まったブロックを側生地に充填しているので、一個づつ取り出して洗濯機で洗い、清潔に使い続けることができ、衛生的で臭いの心配もありません。ご年配の方や長い時間寝床の上で過ごす方にも、ぜひお試しください。

マットレスは、体重が特に強くかかる腰の部分が傷みがちです。jinba馬毛マットレスの場合、荷重負担の少ない頭の部分や足元の部分のブロックを腰部分のブロックと交換することで、傷みやヘタリを抑えることができます。高い費用をかけて買い替える必要がなく、使用年数に対し経済的であり、破棄するといったこともなく、環境にとても優しいということも魅力のひとつです。

高品質馬毛メーカー『ムースブルガー』

ISHITAYAが採用しているのは、昔ながらの職人技で製造しているオーストリアにあるムースブルガー社の馬毛。同社は、本来ストレートな馬毛に強力なカールを加え、抜群の弾力と通気性を生み出す技術において世界随一です。

まず、原毛を採集し、ほぐし機にかけて解毛します。手作業により、各製品に適した長さ・質を分別。マットレス、枕には尻尾の毛を、クッションなどには柔らかいたてがみを使います。次ぎに、分別された原毛を縄状にし、方向や長さを整えながらひねりを加えて硬い縄状にします。空気中の湿度が高すぎると毛が固まり、乾燥していると切れてしまうので、丁度良い湿度を保って行うのが同社の技です。

そうして出来上がった縄状の馬毛は、蒸してうねりをかけ、定着させます。現代では、機械で圧力をかけながら蒸し上げる方法が主流ですが、『ムースブルガー』では、機械ではなく昔ながらの風呂場のような蒸し器で均等に蒸しています。一度に約600kgを93℃で二日間蒸すことで、洗剤を使わず充分な殺菌を行います。蒸しあがった毛は、二日間かけてしっかりと乾燥させ、手作業でほどいて均等な長さにちぎれば、中わた素材となる馬毛の完成です。

ムースブルガー社では、空気中の湿度の高低と月の満ち欠けの関係に着目し、月齢カレンダーに沿って馬毛生産の作業スケジュールを決めています。

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